2010年3月25日木曜日

スウェーデン経済 破綻危機 失業率は急激に悪化 バルト三国融資で

PIIGSやハンガリー、ルーマニアといった東欧諸国以外に、危険
といわれているのが、バルト三国である。
エストニア、ラトビア、リトアニアという、かつて旧ソ連に属して
いた小国だ。

イギリスと同じくマネーの貸し手側は、金融危機で融資の返済が
滞ると、それは同国の融資環境に途端に響く。
借り手側の通貨が暴落し、貸し渋りはもちろん、貸し剥がしを行っ
ても返済の目処が立たなくなるのが自然だ。
その最右翼といわれているのがスウェーデンである。

スウェーデンは、エストニアの全対外債務の81%、リトアニアの
64%、ラトビアの57%をたった一国で引き受けている。
実にスウェーデンGDPの16%に当たる金額をバルト三国に貸し
付けているのだ。

今回の金融危機でその悪影響をモロに受けているスウェーデンは、
過去1年間で失業率が急上昇している。
その上昇率は昨日紹介したフランスをも上回る。
09年3月の失業率は7.8%だったが、今年2月の統計では、
ついに9.0%の大台に乗せた。
上昇率だけをみるとPIIGS諸国よりも悪化しているのだ。

戦後最悪のリセッションに見舞われている東欧やバルト三国では、
G7諸国のように、これといった産業はない。
アイルランドのように、不動産価格だけが急上昇してきた国々だ。
担保不動産の下落は、借りての借金増加と不良債権の増大を意味
する。
とくに現在、22.9%の失業率を抱えているラトビアに至っ
ては、リーマンショック後、1年間で不動産価格が50%も
下落した。


ユーロ通貨を採用していないスウェーデンは、クローナの下落も
激しく、今ではニッチもサッチもいかない状況が続いている。
欧州の中でも最後のIMF入り国として現実化しそうだ。
しかしスウェーデン場合、すぐにではないと思われる。
社会福祉国家として統計も透明であるし、国のためなら増税もや
むなしと考える国民性を持っている。


 ★シティアライアンス 代表兼 「ヒルザー・ドットコム」 運営者

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