2011年8月2日火曜日

中国PMI指数 28ヶ月ぶり低水準 日本は景気回復で上昇

中国当局が1日に発表した7月の購買担当者指数(PMI)は50.7と、
28カ月ぶりの低水準となり、信用逼迫や世界的な需要の鈍化が中国
の製造業セクターを圧迫していることが示されたという。

同時にHSBCで発表された数値は49.3。
ただこれも速報値は48.9だったことから、これでもやや上方修正され
たものだ。
中国が成長の促進とインフレ抑制問題という、極めて難しいかじ取りを
迫られているに違いない。

ほぼ同じ頃に発表された他主要国のPMI指数は、
ドイツが52、 ロシア49.8、 英国49.1、 スペイン45.6。
ドイツはユーロ安から製造業が復活。
他3国は50を下回り、同国経済は財政問題も含め、悪化してきている。
ちなみに日本は52.1で、2カ月ぶりの上昇だったという。

それにしても中国の経済指標は一般常識では測ることができない。
以前7月11日に投稿した、不動産の転売問題や、自動車の国内販売と
いうおかしな統計方法は氷山の一角に過ぎず、日本や欧米諸国等とは
まるっきり違う。
文化や歴史といった国柄が異なっているということもあるが、バブル経済
とは言えども、どのような基礎データを基にして換算しているのかどうか
不明だ。
参考までに、28ヶ月前の中国経済はどん底の状態であったことは記憶
に新しい。

7月15日に中国統計局が発表した第2四半期のGDP伸び率は、前年
比10.3%の成長。
第1四半期の11.9%からやや鈍化したというが、それでもバブル崩壊
を感じさせないほどの高成長だ。
しかし毎回こういった統計を出されても、まともに信じる人はいない。
それは金利が正直に物語っている。

中国は先月6日、政策金利を再び引き上げた。
今年で3回目の引き上げである。
1年物は6.56%、3年物は6.65%、5年物は6.90%である。
インフレの過熱を抑えるものというが、1年物でも5年物でも金利数値に
それほど違いはない。
しかもGDP成長率と比べて極端に低い。

もっと摩訶不思議な点は、預金金利の異常なまでの低さである。
1年満期で3.50%。
10%の成長を誇る国が、たったこれだけの金利しかつかないのだ。
本気で中国政府は不動産バブルを抑えようと思っているのか?

もし日本が10%程度の成長を続けているとして、預金金利がこの程度
だったら、銀行預金自体の存在が疑われるだろう。
それ以前に日本で暴動が起きるかもしれない。
日本はバブル経済の4年間、GDP成長率は5~6%を達成していた。
その頃の金利は8%までいっていたのだ。

GDP比における個人消費も一向に改善していない。
米国は70%、日本とブラジルは60%、インドでも50%というのに、
中国はたったの35%。

つまり中間層が思うほど育っていないという証拠だ。
中国の経営者は、中国人向けの商売は儲からないというステレオタイプ
を持っているのだろう。
不動産はその名の通り、動かすことができないから、国内の販売や投資
で商売していかなければならない。
だから他国に気兼ねなく、一方的に、しかも好き勝手にバブルを発生さ
せることが可能というものか。。。


 ★シティアライアンス 代表兼 「ヒルザー・ドットコム」 運営者

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